母方の祖母 - 竹下陽一の朝飯前
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2016年2月10日水曜日

充実様です。

今日は夜の更新となってしまいました。
なので、充実済みです。



ちょうど1ヶ月前


母方の祖母のお葬式でした。

90年以上、その命を全うして旅立たれました。
昨年の暮れからどうも容態が良くないことは耳には入っておりました。

そこからお別れするまでに1ヶ月もなかったように思います。



優しい祖母


孫を大切に思ってくれていた祖母でした。

インドネシアで生まれたばかりの僕に、わざわざ会いに来て、そして抱いてくれている写真が今でも残っています。

独立して苦しかった時に、力を貸してくれてことを覚えています。

たくさんの感謝に対する恩返しをいつかしなきゃいけない、そう思っていました。






間に合わなかった、その「いつか」


当たり前なのに、直面しないと気付かないんですから愚かなものです。

命には限りがあるんです。
僕はね、未熟であったが故に、たくさん頂いた恩をもらいっぱいしのままお別れをしてしまったのです。

それは、悔しくてしょうがなかったです、



「葬式のときには、音響をしてくれない?」


祖母のことと合わせて、その時が来たならば音響をしてくれないかという電話があった。

最近では、故人の好きな曲や個人との思い出の曲を式中に掛けることもできるみたいだ。

「是非、その時にはやらせて欲しい」
2つ返事でした。

その日がこんなに早く来るとは思ってもいなかった1ヶ月前に、僕は祖母の葬式の音響を少しだけ手伝わせてもらった。

最後の最後に、仕事をしている姿を見てもらうことができた。
機会をくれた母親に感謝をしている。






選曲も併せて


「何かお別れにふさわしい曲も選んでもらえないかな」

そう言われて、迷わずに選んだのが映画「コーラス」の劇中歌である。




このブログでも紹介させてもらったこの映画は、両親の結婚記念日に映画に招待するという、初めての可愛らしい親孝行の思い出でもある作品だった。
その思い出と、その曲の内容がなんだかピッタリな気がした。



決着のつかない過去


また1つ増えた気もしたしたが、また違った形で少しずつ決着をつけて行きながらこの先の時間を過ごしていこうと、そう思います。

命に限りがあることに例外はない。
これはどうしようもないことだ。

人生に「いつか」は存在しない。
「いつ」ということだけに応えていくことを積み重ねていかなければ、いびつな足跡が残るばかりである。



「ありがとう」


両親が葬式の後にそう言ってくれた。

ばあちゃん、見てたかい。
僕はきっと気持ちよくばあちゃんを送り出せたと思います。

恩返しは別の形ですることにしました。
だから、これからは見守ってね。



では、


今夜は以前にも紹介しましたコーラスの劇中歌でお別れです。

お葬式でも掛けさせてもらった、曲です。

それでは、おやすみなさい。







【歌詞(日本語訳)】

大洋の面を愛撫する、
海鳥の群れをこんなにも軽やかにたずさえて、
雪国の思い出とともに。

何とはかない冬の残香。
あなたの面影が水平線の彼方に遠ざかる、
スペインのお城のように。

潮風に乗って、
旋回し、
翼を広げる、
夜明けの薄明のなかで、
虹の掛け橋に向けて一直線に、
そうして春の訪れを知ったのだった。


大洋の面を愛撫する、
海鳥の群れをこんなにも軽やかに舞い躍らせ、
海の底に消えた礎石のもとに。

何とはかない冬の残香。
ついにあなたの息吹きが遠ざかる、
山あいの彼方に。

潮風に乗って、
旋回し、
翼を広げる、
夜明けの薄明のなかで、
虹の掛け橋に向けて一直線に、
そうして春の訪れを知ったのだった。

大洋の懐に、ああ、再び静寂。





blog : 竹下陽一の朝飯前

1 コメント:

  1. ご愁傷さまです。
    何かしら、受け継がれるDNA
    良いものも沢山。面倒くさいものも沢山。
    有り難いと思えるようになりました。

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