こんにちは!
今日は曇りがち、雨がち、寒いがち。
ということで、タイトルもかなり暗いがち。
安心してください、「素敵な死に方」を提案するわけではないので。
小説のタイトルです。
先日の記事で、ミステリー好きであることを紹介させてもらいました。
ミステリーな生き方(← 記事リンク )
そこで、たまにはオススメのミステリー小説を紹介しようと思い、今回はこの本を選びました
石持浅海 「君の望む死に方」
【あらすじ】
余命六カ月―ガン告知を受けたソル電機社長の日向は、社員の梶間に、自分を殺させる最期を選んだ。
日向には、創業仲間だった梶間の父親を殺した過去があったのだ。
梶間を殺人犯にさせない形で殺人を実行させるために、幹部候補を対象にした研修を準備する日向。
彼の思惑通りに進むかに見えた時、ゲストに招いた女性・碓氷優佳の恐るべき推理が、計画を狂わせ始めた…。
「殺したい」「殺されたい」の需要と供給の一致
推理小説とは事件発生と解決が描かれているものだが、これは“事件が起きるまで”を丁寧に描かれている作品である。
犯人、被害者、探偵、それぞれに共感部分が見えて非常に面白い。
梶間に「殺されたい男」 “日向”
もちろん、梶間には日向を殺す理由があるのだ。
日向は梶間に殺してもらうための“泊まりこみの社員研修”という舞台を一生懸命用意する。
研修中も梶間の殺意をわざと煽ったり、自分を殺させるための武器をチラつかせたり、自分を殺させるための罠みないなものを自分で用意したり、一生懸命頑張るわけだ。
健気に頑張る日向だが、甥のある一言であることにはっと気付かされる。
「9ヶ月後に結婚するんです。是非、お越しください」
最初は「いやいや、俺はこの研修中に死ぬし」と思っているのだが、「あれ?仮に今回殺されなかったとしても、余命6カ月だからどっちにしてもいけないじゃん!」
そこでやっと日向は、「死ぬ」ということに対して感情が動くのである。
「殺されたい」と思って極限状態のお膳立てに尽力しつつ、「自分の死」に対する認識を失っていたのだ。
日向を殺したい男 “梶間”
日向にいい感じに殺意を煽られて、犯行計画もだいたい決まったので「いざ、今夜!」と意気込んでいるときのこと。
犯行は研修の打ち上げが終わってからにしようと、思うのだがある1つの不安が彼の頭をよぎる。
(打ち上げでお酒飲んじゃったらどうしよう)
酔っぱらったら犯行できなくなるし、たしなむくらいに飲んだとしても頭がぼんやりしちゃう。
でも、全く飲まないってのもノリが悪いと思われるしなぁ。
1杯ならOK?3杯くらいまでOK?
一時考え込んでから、彼はふと思う。
これから人を殺そうというときに、酒を飲むかどうかなんて、くだらい悩みだ!、と。
梶間は、意を決して打ち上げに向かう。
どちらも日常的に起こる感情の錯覚
日向のように、「結果どうなるか」が頭でわかっているつもりでも“作業面”に一生懸命になってしまったら、それがかすんでしまう。
梶間のように、大きなことを成し遂げようというときに“ささいなこと”に頭を悩ませ立ち止まってしまう。
つらつらと書きましたがネタバレはしてません
大丈夫です。
物語の本質部分には触れてませんので!
気になった方は是非読んでもらえればと思います。
最後にソル電気社長の日向の言葉を紹介
研修をひと通り終えた後の日向の総評
「プレゼンの内容が、やや実務により過ぎているように感じられた。それぞれが担当している、個々の仕事を詳しく説明しようとしすぎだ。投資家は専門家じゃない。彼らが知りたいのは我が社の技術ではなく、技術力なのだ。そしてそれが市場に与える影響。君たちは成果ではなく、社会に対して何をなし得るかを説明をしなければならなかった。」
それでは今日も市場に影響を与えていきましょう!
今日は国分寺に行ってまいります。
ギリギリで雨が降らなければいいなぁ、なんて思いながら気持ちの良い1日を過ごしたいものです。
それでは、また明日!
blog : 竹下陽一の朝飯前

こんな曇天の日には、打って付けの小説ですね。俺は、キャプテン。楽しんでいるのに、また次の興味が・・・読むのが苦手なのですが、導かれて読むでしょう。
返信削除コメントありがとうございます。
削除おれはキャプテン、読んでますね!笑
読み終えたら、是非こちらも読んでみて下さい(^^)
少し前にドラマ化もされていたみたいで、僕も気になっているのですが、なかなか観る勇気がないところです。
ガッカリしちゃうとイヤなので。笑